ビンズイ
英名の Olive backed pipit の通り上面はオリーブ味が強い
頭部の色や斑紋で性の識別が可能。このようにオリーブの面積が広いのが雄。
雌は軸斑の黒が強いため縦斑となる。パッと味、とても黒い。
但し、これは私だけの説であって、性のはっきりしている繁殖期に確認したわけではない。
でも間違いないと思っている。
意外と翼は尖っている。セキレイ科なので三列は長い。
幼羽から第一回冬羽への冠羽では尾羽や風切は更新しないと思われる。
この個体は第一回冬羽で、尾羽の先端は尖り、磨耗が進んでいる。
腰、上尾筒、中央尾羽はオリーブ。
地上で採餌するため体の割りに脚は太くて長い。
後趾の爪の長さと湾曲度に注意。タヒバリ類の識別に有効。
同じく脇の縦斑の太さに注意。ヨーロッパビンズイはずっと細い。
NEW
８月、幼鳥
羽根がスカスカでいかにも幼鳥。英名通り背中はオリーブ色。
虹彩が灰色味が強くくすんでいる。
先端が尖り、既にかなり磨耗している。外弁の羽縁はやはりオリーブ色。
大雨覆は外側４枚が幼羽。微妙だが内側の羽根とは黒褐色の黒味に違いがある。