明星山

 

明星山鳥類目録

 明星山と言えば何といってもタカの渡り。以前神奈川の矢倉岳と静岡の竜爪山で渡りが見られることから、その途中のどこかでも渡りの見られる場所があるはずと考えた沼津のK氏が発見したのがここ明星山。今から30年近くも前のことです。その後日本野鳥の会南富士のグループが中心となって「明星山でタカを見る会」を結成し観察を続けている。

 山頂には展望台があるが、10人ほどしか立てない。また周囲のサクラが伸び、渡来方向の東北東の愛鷹山(あしたかやま)方向が見難いのが難点。富士山方向は伐採されているので、富士山の眺望は素晴らしい。

 近年渡りの時期が早まる傾向があり、渡りのピークは以前の10月初旬よりも9月末になることが多い。「明星山でタカを見る会」の観察は9月15日から10月15日まで行われているので、この間には必ず誰かが観察をしている筈である。

 

行き方

 原則車で行くことになる。富士宮駅からの行き方を記す。

 富士宮駅の東200mの身延線高架を南に向かう。黒田小学校を過ぎ、右手にセブンイレブンのある交差点を右折する。星陵高校を過ぎるとリハビリテーション病院が見えてくる。舗装路はここまで。病院に入ることなく左手の狭い未舗装路を更に南進する。行き止まりに駐車場がある。

 駐車場からコンクリート舗装の遊歩道を急登すること数分で展望台につく。

 

 

 

 

 

 

 見られる鳥

 ベストシーズンは何といってもタカの渡りの時期。これまでのデータから言えば9月20日から10月10日までの雨上がりの翌々日が狙い目。但し、多くの渡りが見られる日は鳥が遠い。

 近くで見たい、撮影がしたい方は夕方の泊り組を狙うのがよい。尚、ここで見られる渡りのタカは殆どがサシバで、何故はハチクマは少ない。

 タカ以外の小鳥も楽しめる。特にヒタキは展望台でタカを観察していると、目の前のサクラの枝先にとまることが多い。駐車場脇のミズキに群れで採餌に来ることも。

 

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